『最後の恋を俺としてよ』のネタバレ＆あらすじ！無料で読む方法!やっと想いが重なる…切ない

2021-03-13

BL漫画『最後の恋を俺としてよ』を実際に読んでみました。ネタバレを含むあらすじや感想、キュンキュンする見どころも教えます！

『最後の恋を俺としてよ』は、里美ゆえが原作者です。道玄坂書房の『Strada＋』で掲載されました。中学二年生の春、安達流星（あだちりゅうせい）は、夜はバーを経営しているカフェで、スタッフの千早（ちはや）に恋をしました。けれど彼が目で追っているのは、左手の薬指に指輪をした砂塚（すなづか）という男性で、流星は失恋してしまうのでした。それでも千早のことが気になって、時間を見つけてはカフェに通い、知れば知るほど彼を好きになって…。そして大人になった流星は…？

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『最後の恋を俺としてよ』漫画情報

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『最後の恋を俺としてよ』のネタバレ含むあらすじ

中学2年生の流星はある日、夜はスナックバーを経営しているカフェに来ていました。1人慣れない場所で緊張していた流星は、優しく声をかけてくれた千早に一目惚れをしたのです。

しかし次の瞬間、千早が砂塚という男と親しく話すところを見てしまい、一目惚れが一瞬にして失恋へと変わったのです。流星はそんな失恋に気づかないふりをしたまま千早に会うためカフェに通うようになりました。面倒見が良く優しい千早のことを知るほどに好きになっていったのでした。

それからすぐに千早は店からいなくなったのです。店に行ってみても、大人達は何事もなかったかのように振舞っていて、「千早は辞めてしまった」とだけ聞かされたのです。

流星はそのことが今でも忘れられずにいました。そんな流星も二十歳になってお酒を飲めるようになり、今日はお店で流星の誕生日会が開かれていました。すると突然、店に千早がやってきたのです。千早は流れで流星の家に泊めてもらうことになりました。部屋に入って流星を誘ってきた千早に、流星は今までずっと心に秘めていた想いを伝えるのです。ここでやっと千早はこの男が流星だと気づいたのでした。

誕生日会を台無しにしてしまったお詫びも兼ねてのデートをすることになりました。純粋で真っ直ぐな流星のことが過去の自分と重なり辛い記憶がよみがえった千早なのでした。

同居生活にも慣れてきた頃、千早が1度自分の家に戻って退寮の準備をすると言うので流星は手伝いにやってきました。しかし、このまま引っ越しを手伝って千早を1人にしてしまったら、またどこか遠くへ行ってしまうのではないかという不安が流星の頭をよぎり、流星は千早に「帰ろう」と言いまた一緒に暮らすことになったのです。

クリスマスが近くなった頃、バイト終わりの千早を待つため店にやってきた流星。するとそこに砂塚がやってきたのです。砂塚は、千早が自分を探していると聞いてやってきたと言います。千早との間に何があったのか、千早の気持ちを理解できずに深く傷つけてしまったということも話してくれました。しかし「なぜ今になって彼が僕を探しているのか分からない」と言う砂塚に、流星は「忘れられるわけないでしょう」と言い、外へ出て行ってしまったのでした。

そんな話をカウンターの下に隠れて聞いていた千早は、急いで流星を追いかけます。

外でうずくまる流星を見つけた千早は、流星の気持ちを全て聞いてあげました。「待つのが得意だ」と言っていた流星だったが「もう待てない」と千早に告げると、千早は流星にそっとキスをします。千早は流星をぎゅうっと抱きしめ「おまたせ」と伝えたのです。流星はそんな千早に改めて告白をしました。

そして、流星の家へ帰った2人はベッドの上で熱くなった身体を重ねたのでした。

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『最後の恋を俺としてよ』の見どころ

千早に一目惚れしてすぐ失恋してしまった流星でしたが、千早が店を辞めても通い続けていました。最後に長い間想い続けた恋がようやく実ったときの流星が幸せそうで思わず泣きそうになってしまいました。

世間知らずのお坊ちゃまで周りから浮いていたという流星が勇気を出してお店を訪れ、千早や個性豊かなスタッフと出会ったことで、色々な人がいるんだと知った彼が学生時代の「自分が何者なのか」という悩みの答えにも辿りついたのではないでしょうか。

「もう待てない」と言った流星に千早が壁ドンしてキスをするのですが、その描写がキュンキュンしてよかったです。そしてその光景をママが見ていたという所もポイントです。ママのセリフも表情も最高でした。

最後の最後にようやく流星が千早とエッチをするのですが、やっときたか……という感じでした。童貞の流星のために後ろの準備をしていたはずの千早が、いざ抱かれるとド緊張してしまうのが、本当にかわいくて何度も何度も見返してしまいました。

『最後の恋を俺としてよ』を実際読んだ感想

一目惚れしてすぐに失恋したことがわかったにもかかわらず、長年想い続けた人との恋が実るお話でよかったです。読んでいて感情移入してしまい、辛いところもありましたが、砂塚との苦しい過去を乗り越えられたのは流星がいたから、きっとそうだと思います。

流星と千早にはこれからもずっと一緒にいて幸せになって欲しいなというのが今の率直な感想です。

砂塚にはしっかり反省して欲しいですね。千早のことをたくさん傷つけたのは事実で、千早の心に深い傷を負わせてしまっていることも分かっていたのに…千早がどれだけ苦しい思いをしていたのかと思うとますます砂塚が憎いです。

千早は笑っている時も流星と一緒に居るときもいつも心のどこかに砂塚がいて、忘れられずに過ごしてきたけれどそれをずっと傍で見てきた流星も辛かっただろうな…でもこれからはそんな過去を2人の思い出で上書きしていけたらいいなと思いました！

少々重めなストーリーで、エッチのシーンは最後の最後にしかないです。それまではキスだけだったり、愛撫で終わったりフェラだけだったりするので、ちょっと焦らされている感じがしました。ふんわりした雰囲気の絵で読みやすかったですが、もう少しエロシーンが欲しかったというのが本音です。