『心をゆらして～私だけに聞こえる声～』7巻のネタバレ＆あらすじ！無料で読む方法

2021-03-13

漫画『心をゆらして～私だけに聞こえる声～』7巻を実際に読んだネタバレを含むあらすじや感想、みどころをご紹介しています。

『心をゆらして～私だけに聞こえる声～』は女性向けコミックで有名な冴島ユカ子著者、『まんが王国コミックス』で先行配信で連載されています。

中学生のとき、ある日突然人の心の声が聞こえるようになってしまった李依。あるとき飛び込み自殺をする強い心の声を聞いてしまったものの助けられなかった後悔から、兄の武人に秘密を打ち明けます。そんな兄は妻とともに交通事故で還らぬ人となり、途方に暮れていると聞こえてきたのは武人の息子・裕介の孤独な声でした。李依は裕介を引き取り、共に生きていくと決意しますが…。

まだ最新刊を読んでいない方はぜひ試し読みをしてみてください！互いに大切な家族を失いひどい哀しみのなかで心を閉ざした中学生の裕介が少しずつ李依に心を開いていく様子や、李依もまたたった一人の家族である裕介のため自分を変えていこうとする強い思いが涙をそそります。

この記事で『心をゆらして～私だけに聞こえる声～』を無料で読む方法や安く読む方法をチェックしてみてください。

『心をゆらして～私だけに聞こえる声～』漫画情報

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『心をゆらして～私だけに聞こえる声～』7巻（
のネタバレ含むあらすじ

裕介の同級生・信彦の母親のめぐみに、李依は勇気を振り絞って誘いの言葉を投げます。こうやって自ら他人に声をかけるのは何年ぶりだろうかと内心怖いという思いもありました。裕介や担任が驚くなか、めぐみはあっさり”いいよ”と返します。

彼女からは李依のようなタイプとは一生縁がなさそうなのに面白いと好奇心旺盛な声が聞こえてきました。李依は安堵し連絡先を交換したその夜、食卓を囲みながら裕介が尋ねます。

一体どうして信彦の母親に声をかけたのか、と。

仕事を辞めてから引きこもりの生活をしてきたけれど、裕介の保護者としてそれはダメだと気づいたと李依は言います。咄嗟に自分のせいなのだと勘違いした裕介の声が聞こえ、李依は言葉を間違えたことに気がつきました。

自分を変えたいと思えるようになったのは裕介のおかげなんだと言い替えると彼は赤面し、めぐみが李依と気が合うようには見えないと言います。それでも李依は話してみなければその人のことなんてわからないものだと微笑むと、”李依もそうだった”と裕介から聞こえた声に心が晴れていくようでした。

めぐみとの約束の日──────。

仕事場にきてほしいというメッセージに従って、とあるマンションの一室に訪れた李依。恐る恐る室内を覗くと、そこには色鮮やかな沢山のネイルが並べられていました。こじんまりとしたネイルサロンで店長をしているというめぐみは、有無を言わさず李依にネイルを施します。遠慮する李依を気遣い、練習したいから協力してほしいというめぐみの言葉に断れるはずもありませんでした。

めぐみはふと、なぜ自分のような人間に声をかけたのか尋ねます。怖がられることが当然だっためぐみにとって李依は興味そのものでした。李依は怖くないと返します。この街に知り合いもおらず、裕介を迎え入れることになってこのままではいけないと気づいたからだと打ち明けました。

信彦から裕介は”人が嫌い”なのではないかと聞かされていためぐみは、李依が今頑張っていることはきっと裕介にも伝わるはずだと言います。李依は溢れる涙を隠すため咄嗟に顔をそむけました。この人と話せて良かったと、心底思えた瞬間でした。

それでも自分は母親ではないことから裕介の気持ちを汲み取ってあげられないことが悲しくて悔しいと言うと、実の母親ですら本人の考えていることなんてわからないとめぐみは言います。むしろ怖いのは、子供の気持ちなんて言わなくてもわかっていると言いきる親だと。

ただ子供は大人をよく見ているもので、子供の気持ちを理解してあげることはできなくても手本になることはできると言いながら、めぐみはネイルを完成させました。

李依はこのたった数時間でこれまで生きてきた世界が大きく変わったのです。

帰宅した李依を、テストを控えた裕介が出迎えます。明らかに上機嫌な李依を見たのはこれが初めてで、裕介は自分も嬉しくなると心の中で呟きました。お手本になるとはこういうことかもしれないと、李依は心踊ります。

翌朝、信彦が母親と李依が会っていたことを茶化すように裕介に話しかけました。また無視されると思っていた信彦でしたが、楽しそうだった李依のことを思い出した裕介からお礼を言われます。信彦は嬉しさを隠しますが顔は真っ赤に赤面していました。

教室の扉を開けようとした瞬間ピタりと手が止まります。教室の中からは裕介の両親が同時に亡くなったことを噂する声がして、”かわいそうだ”と同情する言葉が飛び交っていました。

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『心をゆらして～私だけに聞こえる声～』を実際読んだ感想

自殺をした人の強い心の声が聞こえてしまったのに助けることができなかった後悔から少し疲れてしまった李依が隠居して以来、動き出した第二の人生と言っても過言ではなさそうです。

自ら閉ざしていた扉を、誰かのために自分から開こうとする強い思いがめちゃめちゃ伝わってきました。それがどれだけ勇気のいることか、どれだけ怖いことか、なんだか李依だからこそ人の心の声が聞こえてしまうのかなと妙に納得してしまうところもありますね。

そしてなんといっても藤原の母ちゃん！めちゃめちゃいい人！！元ヤンキーだけあって、色々やらかしてきてるだろうけど曲がったことは嫌いなタイプ。表裏のない真っ直ぐな人だと伝わります。

李依にとってかなり救われる存在になるんじゃないかと思いますね。心のよりどころだった武人が亡くなってしまって一人きりで人の心の声に立ち向かい、突然裕介の保護者となり、寂しかったと思います。あれだけ物事ハッキリ言ってくれて、心の声にも裏表がないと信頼できますよね！

ところが一方で裕介に問題が起こりました。李依が一歩前進したことで彼の中でも人に対する思いが変わり始めた敏感なときに、生徒らの噂と同情を耳にしてしまいました。これがどう彼に影響を及ぼすのか、李依が苦しまないといいけれど…。

『心をゆらして～私だけに聞こえる声～』の次回巻への予想と期待

生徒らが自分の両親の死の噂と同情をヒソヒソと話しているのを耳にしてしまった裕介。李依が自分を変えるため、そして裕介の保護者として恥ずかしくない自分でありたいために前進した翌日のことでした。

そんな李依に感化されて裕介のカタく閉じた心の扉が少しだけ開こうとしたときでした。こんな敏感な時期になんて残酷な…。

これを聞いた信彦が裕介の代わりに物申してくれて、傷ついた裕介を助ける、そして信彦との友情が芽生える。そんな展開を期待したいんですがどうでしょうね～。はたまた傷ついた裕介が学校を飛び出し帰宅するものの、李依は心の声によりその事実を知り支える。そんな展開もありだとは思うんですが…。

せっかく開けかけたんだからこじらせないでほしいですね。裕介の周りには温かい人で溢れることを今後願います。