【最新刊】『初めて恋をした日に読む話』12巻最新刊のネタバレ＆あらすじ！最新刊まるごと無料で読む方法

2021-03-08

漫画『初めて恋をした日に読む話』を実際に読んだ最新刊ネタバレを含むあらすじや感想、みどころをご紹介しています。『初めて恋をした日に読む話』は持田あき著者、『Cookie』で連載されています。

東大受験に失敗したことから母親の顔色ばかり気にして生きてきた四流の予備校講師・春見順子。髪の毛をピンク色に染め上げた不良高校生である由利匡平が父親に馬鹿にされる姿に、かつての自分と重なり思わず一蹴してしまいます。しかしその順子に心を打たれた匡平は父親を見返すため、東京大学受験への指導を申し出たのです。二人の東大合格奮闘劇が始まりました。

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『初めて恋をした日に読む話』漫画情報

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『初めて恋をした日に読む話』12巻最新刊のネタバレ含むあらすじ

講師として最低な行動だったと反省した順子は、由利の受験が終わるまで一切の恋愛を絶つと宣言します。あれもこれも欲しがっていたら何も掴めないのだとある決断をした順子は雅志を呼び出しました。

由利の受験を理由にするのは許さないと譲らない雅志に、受験が終わるまで待たれることが耐えられないと順子はハッキリと拒否したのです。その代わり自らも、そして由利にも恋愛感情を一切排除するよう指示した順子に由利は返す言葉もありませんでした。

そうして夏のカリキュラムが出来上がったころ、塾のパンフレットを配布しに南高を訪れた順子。山下と話しながら歩いていると橘という男子生徒らがタバコをふかしながら、由利や山下の陰口をたたいているのを発見します。

厳重注意で終えたものの、橘らは水面下で計画を立てていました。そんななか塾終了後、ここ最近の由利が意外にもあっさりしていることが寂しく思えて仕方がない順子。これではいよいよ講師としてヤバいと呟きながらもその葛藤は続きます。

そしてついに橘が順子を拉致するという事件が発生。どうすれば山下に復讐できるのか考えた橘は順子を傷つけることが最大の策だと考えたのです。ところが実は山下の元嫁・優華の近所での弟分だった橘。

優華の情報により居場所を突き止めた由利が駆けつけます。生きた心地がしなかったと抱き締める由利に、順子は抵抗することなく抱き締めさせました。

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『初めて恋をした日に読む話』全巻のネタバレを含むあらすじ

中学・高校と優等生だった春見順子は東大受験に失敗してから転落人生を歩んできました。31歳になった今なんとなく塾講師をやってなんとなく生きている順子はある日、ピンク頭の不良息子を連れた父親から面倒を見て欲しいと依頼を受けます。

息子をゴミ扱いする父親に腹が立った順子は、彼・由利匡平を東大に合格させると息巻いてしまったのです。心打たれた由利はそれから毎日塾に通い、与えられた課題をこなし、父親を見返してやるため必死に勉強をします。

常に自分の味方でいてくれる順子に次第に惹かれていく由利と、なぜか教え子に調子を狂わされる順子。そんなこんなで迎えた12月、自分一人の力だけでは行き詰まった順子は他の先生からの助けも厭わないと考え、花恵会に協力を要請。

現れた牧瀬という女性はそれはもう美人で若くて生徒からの人気が高く、入学した由利に色目を使い始めます。ところがある日、偶然牧瀬のネームプレートを見た雅志が高校の同級生だと指摘。学歴詐欺、年齢詐欺として情報はすぐに拡散され、牧瀬は塾をクビになりました。いつまでも必要とされたかったと涙する牧瀬に、順子は塾講師とはいずれ捨てられるものだと告げたのです。

こうして迎えた新年、順子は32歳になりました。由利から告白まがいなことを言われた順子は困惑したまま初詣で遭遇。さらに山下からも学生時代ずっと好きだったと告げられ、とりあえずデートをすることに。

この年になって逃げてたツケが回ってきた出来事と言えば、雅志からのキスと20年ものの片思いだということでした。順子がうろたえている一方で由利は、自分の父親が女性と腕を組んで歩いているところを目撃してしまいます。

そんな由利の心境に気づけなかった自分を責める順子は今だけ背中を貸すと告げ、由利の重みと体温を静かに感じていました。それからの順子は明らかに由利を意識し始め、美和はそれが面白くて仕方ありません。

とにかく集中しなければならないと意を決して挑んだリアルセンター模試。E判定を塗り替えB判定をとった由利に、順子は密かに”危うさ”を感じ始めていたのです。そうして迎えた二泊三日の合宿で、由利に抱いた一瞬の感情が”それ”だと気付き、恐怖を覚えた順子は雅志とのデートを決行します。

ついにプロポーズをされた順子は答えが出ないまま雅志としばらく会うことはありませんでした。そんな矢先、お尻の骨を折る事故を起こした山下。大事に至らなかったものの見舞いにきていた由利が、思わぬ人物に狙われていることを誰一人知るよしもありませんでした。

たまに視線を感じたりSNSで由利の情報を聞き出していたり、そんな日々が続いたある日、その犯人が山下の息子であると自ら名乗りを上げた修斗。父親の生徒であり、どうしようもなく低学校に通いながら東大を目指している由利に興味があったからだと言います。

父親が離婚し、母親である優華に付いていったものの本当は父親に構ってほしかったのだろうと察した順子。山下と優華は修斗の本当の思いを聞き心を改めることになりました。

こうして迎えた由利のプライムテスト当日。やりきった由利を労うもののテストが終わった翌朝もテストの悪夢にうなされた由利はいきなり順子を呼び出します。助けてと言われて駆けつけない講師はいません。

言われるがままに飛び乗った電車で連れて行かれたのは由利の亡き母親の墓地でした。受験に合格したらまた連れてくると母親に約束した由利。順子のタガが外れるのも時間の問題でした。ところが二人で車内にいたところを母親に見られた順子。

塾を辞めることを考えていた矢先、由利が母親に一人で会いに行きます。模試に送り出す順子にどれだけ救われたかわからない、必ず合格して改めて挨拶にくると…。

そして翌朝、居間のソファーに由利が座っていることに驚く順子。母親から、合宿を認めない代わりにこの家で指導するようにと指令が下ったのです。

『初めて恋をした日に読む話』を実際読んだ感想

私にこの作品の感想を喋らせれば三時間は楽勝で過ぎるかもしれません。持田あき先生と言えば”愛してるぜベイベ★★”が代表作の槙ようこ先生の実の妹でも有名ですよね。”ピカ☆イチ”という作品は姉妹の合作で、私も愛読しておりました。

そんな持田あき先生も月刊誌りぼんでは色々な作品を連載していましたがなかなか伸びず、読み切り漫画も結構描いておられたようですね。そんな先生の代表作となったこの作品の最大の魅力は、東大受験を目指す順子と由利の闘いです。

順子が由利に賭けた思い、由利がただ一人だけを信じ合格を目指すひたむきさは、かつての漫画で描かれたことがあったでしょうか。誰もが無謀な挑戦だと罵倒したし笑ったし、それでも二人が目指す先が変わることはありませんでした。

そしてまだまだある魅力の一つとして、持田先生がサボらなかったのは交差する恋愛です。17歳の男子高校生が、31歳の諦めグセのついた大人たちをバカにすることなく真っ直ぐ向けられた順子への想い。

これほど想われて溶けない心はありません。これが教師ならば非難する人もいるでしょう。けれどたかだか塾講師なわけで、順子の周りの31歳たちは何に怯えているのかわかりませんが、由利にだけは手を出してはいけないと忘れさせようとしてきます。この子を捕まえておかなければ、順子が転落人生から這い上がる術はもう無いと何故わからないのでしょうか。

『初めて恋をした日に読む話』の次回巻への予想と期待

一番気になり、でも答えが出ない疑問が”由利は東大に合格するのか”ということですね。それは本当に最後までわからないと思いますが、やはりあとは恋の行く末。

順子がモテ期を迎えた今、フラれたとてしがみついてくる男性が二人いますね。と言っても、個人的には由利でしょ？って思ってます。わかってます。けど、わからないからそう思いたいだけなんですが…。

とにかく恋愛一切禁止の令が下された以上、受験まで何か起こることはなさそうです。逆を言えば雅志や山下とどうこうなることはないということなので、その点由利も安心なのではないでしょうか。

このハラハラした受験までの過程がしんどいっちゃしんどいですが、いつまでも続くわけじゃないことがわかっている以上終わりがくるわけで楽しみでもあります。お預けをくらった男性陣がどう動くのか、由利に秘められた可能性がどこまで広がるのか次の展開も待ち遠しいですね！