無料試し読み『恋するMOON DOG』24巻のネタバレ＆あらすじ！ワンコで人間なアキラ…律歌は素直になれる？

2021-03-082021-05-24

漫画『恋するMOON DOG24巻』を実際に読んだネタバレを含むあらすじや感想、みどころをご紹介しています。『恋するMOON DOG』は山田南平著者、『花ゆめAi』で連載されています。

とある理由から大型犬と人間の両方の姿を持つアキラ。女性を取っ替え引っ替えしていたとき、トリマーの律歌と出会い一緒に住むことになります。実家を継ぐためには犬化する子供を産むパートナーを見付けなければならないアキラをどうしても受け入れられない律歌。自分の前では犬でいてと気持ちを抑える律歌に、アキラは夜な夜なパートナーを探しに行くと言い出すのです。律歌は自分に素直になれるのでしょうか。

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『恋するMOON DOG』漫画情報

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『恋するMOON DOG』24巻最新刊のネタバレ含むあらすじ

“結婚する”という律歌の情報をイズーから聞いたテツとボンド。そんな三匹が仲良しなのが珍しいと飼い主が微笑ましく見つめていると、いきなりテツとボンドが気が狂ったように池に飛び込み始めます。

その情報が本物か何としてでも確めたかった二匹が律歌のところへ行く唯一の方法でした。泥だらけのテツとボンドがキレイにシャンプーされている最中繰り広げられる律歌と店長らの会話。のろけながら話す律歌を見て、人間の男のものになる現実を受け入れざるを得なくなったのです。

仕事を終えた律歌は家の灯りがついていないことに不安を感じます。その直後背後から晃に抱き締められ胸に顔を埋める律歌。もう戻ってこないかと思ったと涙され慌てふためきながら、惣菜屋さんのラフテーが美味しそうで買ってきただけだと強く抱き締め返しました。

落ち着いた律歌に今日こそはちゃんと両親と話そうと促す晃。恐る恐る電話をかけると興奮した母親から”見直した”と大声を張り上げられ、律歌は恥ずかしすぎてパニックです。電話口から聞こえる父親と弟の声。

これまでの歴代の彼氏を見ればろくな奴がいなかったからと、律歌の見る目が信用できないと言うのです。とにかく一度晃とともに顔を見せにきなさいという母親の言葉で電話は無事に終わりました。

翌日、晃がバイトを探しに街をうろついていると募集の張り紙に目が留ります。律歌の店からすぐ近くの和食レストランでした。店の中に入るとそこには知り合いの女の子がいて…！？

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『恋するMOON DOG』全巻のネタバレを含むあらすじ

トリマーの職につく25歳の律歌は、大型犬に好かれるという特殊な能力のおかげで指名客が後をたちませんでした。

とある仕事の帰り道、女性の怒鳴り声とともに降ってきた男性物の衣服とそして大きなドーベルマン。不思議なチョーカーとともにとりあえず保護することにした律歌でしたが、帰宅してしばらくするとチョーカーがペンライトになっていることに気がつきます。現れたのは満月、直後真っ裸の男性。声を出そうにも口を塞ぐその男性は律歌が保護したドーベルマンであると主張するのです。

首につけているチョーカーがその証拠だと言い、律歌はそこに記された電話番号に気がつきます。それが実家だと知り連絡するも”どうぞ息子をよろしくお願いします”と放棄され戸惑う律歌。狛山晃20歳、狛山家には50年から100年のスパンで犬化する人間が生まれるらしく、兄そして晃がそうだと言います。

家を継ぎたいなら”犬化する子供を産める女性と番になれ”という父親への反発心から次から次へと女性の家を渡り歩いていると話す晃。ところが犬化した途端に今日のように追い出されるのです。しかし律歌はそうではなかったと、晃に運命の番だと決めつけられ、律歌は絆されそうな気持ちを押し殺し断固拒否。

番を見付けられるまでの間なら家に置いていいという条件のもと、犬？人間？との同居がスタートします。ところが晃との生活は前途多難。犬とするようなスキンシップは晃には普通で、律歌はどんどん流されていっている自分に気づき制御しようとするものの気持ちが追い付きません。

一方晃もまた律歌の純粋さとこれまでの女性とは違った面に惹かれつつあることに本人は気づけないまま、みぞおち辺りがキュッとなる感覚を不思議に感じていたのです。

そんな中、律歌に突然の訪問者が現れます。”トモキ”、晃の兄です。晃を受け入れているという女性が気になって訪ねてきたと言うトモキから晃への想いを当てられ動揺する律歌。確かに否定しておいて自分でも嘘クサいとわかっているのです。それでも晃に迫られると、どうしても晃が犬化できる子供欲しさにそうしているだけなのではないかと不安になっていました。

確かな言葉が欲しい律歌と素直になってくれればいいのにと望む晃。お互いにすれ違う日々を過ごすなか、律歌の晃への想いは確実に募っていきます。そんななか晃は、律歌の部屋からとある本を見つけました。

“狛山の血筋でない人間との間に犬化する子供は産まれない”という内容が記されていたのです。ようやく帰宅した律歌がトモキと一緒にいるのを見て全てを察した晃は家を飛び出します。

それから数日後、ようやく見つけた晃は事実を知っても律歌がいいと訴えました。憔悴しきっていた晃に、律歌は実はお互いの子供は犬化する確率がほとんど100%なのだと明かします。トモキからその事実を聞いた律歌は早く晃に伝えようと帰宅した矢先、誤解した晃が姿を消したしまったのでした。

もう晃の番になる覚悟ができていると真っ赤になる律歌を晃は強く抱き締めました。こうしてようやく結ばれた二人でしたが、番になるということは言わば結婚するということ。お互いの実家に挨拶しに行く日が刻一刻と近づいているのでした。

『恋するMOON DOG』を実際読んだ感想

ファンタジーな面が満載な内容となっているこの作品ですが、ややエロさも兼ね備えているところもまた魅力的。そして何より一番素晴らしいのは、この漫画の主人公とも言える”犬たち”です。

アキラというドーベルマンといい、その他かなりの数の犬が登場します。律歌がトリマーということと、追々明らかとなった晃の過去のできごとが絡んでいたからなんですが、その犬のタッチがなんとも素晴らしいわけです！！

めちゃめちゃコテコテな絵でもないんですが、犬の筋肉や骨格などとても繊細で絶妙でドーベルマンも最高ですが小型犬なんてもっと最高です。ストーリーの展開やイケメンすぎる晃に視点を置きがちだとは思うんですが、是非彼らにも目を向けてみてもらえると更に楽しめるのではないかなと思いました！

さらに譲れないのは律歌の性格がイチオシだということ！犬であるアキラも人間としての晃もかなり女遊びの激しい設定なだけにスキンシップが度を超えていて、男慣れしていない律歌はもうタジタジです。それはそうだろうなとも思うし、美人な設定なのにそのピュアな一面がずーっと統一されていることが個人的には萌えです。

これから両家への挨拶が待ち構えているわけですが、問題は狛山家ですね。まだまだおめでとうと祝福するには早いのかもと思ったり…。

『恋するMOON DOG』の次回巻への予想と期待

着実に結婚に向けて進んでいる律歌と晃ですが、なんとなーく律歌の家は問題なさそうな気がしています。彼氏ができたという報告だけでも精一杯だった律歌ですが、プロポーズされたと言われた母親はもうウハウハでした。

お父さんの方がちょっと頑固そうな気配は漂ってはいましたが、顔を見んことには！って結構優しいですよね。けれど一つ気になっていることは、犬化の話ってどうするんでしょう？どうすると言うのは佐々木家に明かすのかということです。あり得る？あり得ない？あり得ないでしょうか…。

一方狛山家は…ちょっと難儀な気がしています。特に父親と確執がある晃にとって、本当に好きになった相手を連れていくわけですから相当勇気と覚悟がいりますよね。若干ひねくれてる部分もあるので、揉めないかどうかが心配です…。両家、うまくいけば良いのですが。