『王の獣～掩蔽のアルカナ～』Cheese! 27巻最新刊のネタバレ＆あらすじ！無料で読む方法

2021-03-29

漫画『王の獣～掩蔽(えんぺい)のアルカナ～』を実際に読んだ最新刊ネタバレを含むあらすじや感想、みどころをご紹介しています。

『王の獣～掩蔽のアルカナ～』は藤間麗著者、『Cheese!』で連載されています。亜人が人間の支配下にある世の中。殺された弟の敵を討つため女であることを捨て、武勲を立て、第四王子・天耀の従獣となった藍月ですが、あらゆる刺客から狙われることに─────。

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『王の獣～掩蔽のアルカナ～』漫画情報

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『王の獣～掩蔽のアルカナ～』Cheese! 27巻最新刊のネタバレ含むあらすじ

蘇月と多くの命を犠牲にしてきた罪の重さに苛まれ嘆く藍月に、自分の側にいて幸せにしてほしいと愛を告げ口づけをした天耀。

何も答えずただ立ちすくむ藍月の身体を労り、部屋に戻るよう促すものの自室に戻った天耀は自分の一方的な態度に罪悪感を覚えていました。

翌日太博にみっともない髪だと指摘された藍月は断髪を依頼します。昨日天耀から愛をもらったことを察した太博は、気の抜けた藍月に向かって、その愛に応えることがどういうことかを覚悟するように念を押しました。

亜人と次期皇帝となり得る皇子…。

ぼーっと歩く藍月に声をかけたのは天耀です。気まずい表情を見せる藍月に謝罪する天耀はどこか答えをほしがっているようにも見えます。

藍月は自分の立場をわきまえるため厳しい表情に切り替えると、天耀はその答えを待たずして優しく微笑むと”わかった”と囁きその場を去ろうとしました。その表情に酷く傷ついた藍月は自分の態度に後悔し、天耀に笑っていてほしいと願いながら好きだと想いを告げたのです。

『王の獣～掩蔽のアルカナ～』全巻通したネタバレを含むあらすじ

殺された弟・蘇月の敵を討つため、女であることを捨て武勲を立て王宮の従獣となった藍月。かつて蘇月が仕えていた第四王子・天耀が殺したのだと思っていた藍月でしたが、天耀の従獣として仕えていくうちに彼ではないと確信します。

その優しい心と、亜人を亜人のように扱わない皇子らしからぬ態度に次第に人として尊敬すら覚える藍月。そのことに気付いた天耀はともに蘇月を殺した犯人捜しに協力します。

そんな中、とあることがきっかけで藍月が女であることを知ってしまった太博はその事実によって藍月に心を動かされるようになります。一方藍月は次第に天耀の高潔さと優しさに惹かれるようになり、本来の目的を忘れまいと自身の中で葛藤していました。

しかし天耀もまた、藍月のふとした瞬間の仕草や可愛さに愛おしさを募らせていきます。皇位継承戦が進むなか、蘇月事件の事態が急転します。

彼は今も生存しており、蘇月が持つ”不死”のアルカナを狙う皇帝が監禁している可能性が高いことが判明したのです。自分にはアルカナがないと思い込んできた藍月もまた、双子であるが故に不死のアルカナを覚醒させました。

蘇月が生きているならば、これまで奪ってきた多くの命はなんだったのだろうと嘆く藍月に、天耀はついに募らせた想いを告げました。

『王の獣～掩蔽のアルカナ～』を実際読んだ感想

ここまでの展開を誰が予想していたでしょうか。

初めてこの作品に出会ったころ、まさかこれが恋愛に発展する内容だとは露知らず1巻を読んだときにスルーしたのを覚えています。ところがある時を境に鬼ほどに面白い展開に急転しました。

それは藍月が女だったこと。そしてそのことを太博が気付いたこと。ここから個人的には物語が動き出したと確信しています。しかも太博は、藍月が女だとわかってから彼女の仕草や表情にドキッとすることが多くなり、藤間先生の描写も一気に変わりました。

読者側にも男性的、強い、たくましい、冷酷な藍月を見せていたのに太博が女と気付いてからは藍月の色気を存分に醸し出してきたんですね。これはすごい狙いだと思いました。

そして第三皇子・江凱の出現です。こやつなかなかの曲者で、藍月が女であるという確信欲しさに藍月を襲います。この描写がなんとも言えないのですが、超絶エロかった…。

冷酷で心を閉ざした藍月という人物なだけにエロさが倍増していました…。何回も見返してしまうシーンの一つです。とにかく江凱は決して悪いやつではないのでいいとして、この事実を天耀だけが知らないというそれも面白い設定。

いつ気付くの？と疑問を抱きながら読み進めていくと、蘇月が生きているという事実が判明したと同時に藍月に告白したではありませんか！！！えっ男と思っていながら愛の告白したのかえ？と。これ、女とわかったらもう天耀様、抑えきかないんじゃないかなぁと心配している振りをしながらワクワクしています。

『王の獣～掩蔽のアルカナ～』の次回巻への予想と期待

天耀様の愛の告白に応えた藍月ですが、だからといって一気に関係が進むことはなさそうです。もちろん進んでくれた方が面白いんですが、まず女である事実を伝えるのかどうか。

しかもどのタイミングで？というところです。さらにそんなことよりまずは蘇月の生存確認と奪還ですよね。実は最後のシーンで蘇月が紅を塗りながら鏡に映った自分に自分の名前を呼ぶ描写があったのです。

誰もが想像したかもしれません。あれ？多重人格になってる？と。ちょっとこの事実はまだ分からないので個人的見解ではあるんですが、一度死にかけたからなのか本当の蘇月は身体のなかで眠ってしまっているのではないのかという考えに至っています。

かなり気になる終わりかたをしてくれちゃってるのでモヤモヤモヤモヤ…。まだあと一ヶ月先なのに…。