キュン死にする！くれの又秋『我慢なんておよしなさい』のネタバレ＆あらすじ！丸ごと無料で読めます！1回りも年下の高校生への恋の葛藤からドキドキのプロポーズまで

2021-05-07

BL漫画『我慢なんておよしなさい』を私が実際に読んで感じた事を、ネタバレを含むあらすじや感想、みどころをご紹介しています。

『我慢なんておよしなさい』は、くれの又秋が原作者です。『バーズコミックス　リンクスコレクション』で連載されました。

料理が上手な高校生とデザイナーの食を通じて恋に発展していく物語です。偶然にも同じマンションに住む住人同士で、料理を作って待っててくれる日を楽しみにしている姿など、二人の関係がピュアに思えます。

とても面白い作品でおすすめです。まだ読んだことがない方はぜひ読んで欲しい作品です！

『我慢なんておよしなさい』を無料で読む方法や安く読む方法をまとめてみました。

『我慢なんておよしなさい』漫画情報

 

『我慢なんておよしなさい』のネタバレ含むあらすじ

デザイナーの四十住征二郎は、仕事帰りの電車で、空腹をくすぐるような美味しい匂いのする高校生、桜木良にもたれ掛かれ爆睡されてしまいます。

声をかけても起きないので、仕方なくそのまま自宅へ連れて帰るところから物語スタートです。

良の美味しいお弁当に惚れ込み「飯バイト」を頼み込みますが、バイトをしながら母子家庭で幼い弟達の面倒を見なければいけない良には厳しい話。断っても、暇があれば！とぐいぐい連絡先を渡す征二郎。

その後、帰宅途中で同じマンションだったことに気づき、良は週２回ご飯作りに来るようになりました。

仕事から帰ると可愛い良が料理を作って待っていてくれる…征二郎はこの週２回のイベントを毎回心待ちにしていました。

手際が良く、しっかりしていて年齢のわりに子供染みていない良。加えて征二郎の歳の差を感じさせない懐っこい接し方は、容易に良を懐に入れさせ、打ち解けるのにはそう時間はかかりませんでした。

至近距離で顔を合わせる良に、たまらなくなった征二郎は頬にキス。

しかし良は無反応。

なんと良の家族はスキンシップでキスが当たり前の環境だったのです。

それでも可愛く照れる良に、「いつか犯っちまいそう…」と頭を抱える征二郎でした。

別日、初めてのお泊りで一緒の布団に寝る二人。

良から征二郎を独占していることや、恋人ができたら寂しいな…兄がいたらこんな感じかなと言われてしまいます。我慢できなくなった征二郎は良に「他意のある大人のキス」を…。

吃驚した表情の良ですが、次の日も朝ご飯を作り、来週までに自分の気持ちを整理してくる、と言い残して帰宅します。

ここで初めて征二郎視点から良視点に切り替わります。

良は征二郎と出会い、征二郎がいつも嬉しそうにご飯を食べてくれること、「美味い」と言って欲しくて料理の腕をあげたことを振り返り、それだけでよかったのに…と自分が高校生であることを苦しく思いました。

待ちに待った次の飯バイト日。征二郎は良から断りの連絡を貰ってしまいます。

振られた…と思う征二郎でしたが、帰宅したマンション前にはマスクをした良が。良は風邪で行かれなかっただけだったのです。

困った表情で「あんたみたいな大人の一挙一動に振り回されるのが怖い」という良に、征二郎は愛おしそうに「俺はおまえを一人の男としてみているよ」

お互いの気持ちを確かめ合い、抱き合い、改めて恋人のキスを。甘える可愛い良を見ながら、キス以上は卒業まで我慢。キス以上は卒業まで我慢。

キス以上は卒業まで我慢…と征二郎の葛藤(拷問⁉)は続きます。

晴れて二人は恋人となりますが、征二郎は卒業するまでは一線を越えないことを約束します。そして良は受験勉強に集中するため飯バイトもやめ、会う頻度も減らします。

一年なんてあっという間…と思いながら、ずっとその時を待っていた征二郎。

ずっと待っていたのは良も同じ。甘々で初々しい初エッチが始まります―‐―

『我慢なんておよしなさい』の見どころ

一回り以上の歳の差を感じさせない雰囲気を持つ二人。

それでも、自分は高校生で立派な大人である征二郎と釣り合うわけがないと悩む良に、歳の差や立場に悩む征二郎。二人の葛藤が繊細な描写で描かれています。

タイトルの「我慢なんておよしなさい」というのは体の関係だけでなく、年齢や立場で好きを我慢することはない、ということなのかなと感じました。

一番の見どころは卒業式の帰り道、「ねぇ、俺…卒業したよ」という良の台詞。

今まで我慢してきた想いが溢れているようで、どんな誘い文句よりもドキドキします。二人が募らせた想い。ようやく繋がった二人の表情は満ち足りていて、とても幸せそうで…心が温かくなりました。

良の無意識に甘えてくる姿や可愛らしさ。良に甘えながら、愛でながらも葛藤する征二郎の誠実さに、二人を応援したくなります。

そしてフランクなキスから艶っぽいキスまで、キスが盛り沢山です。キスだけでなのにこんなにドキドキさせられるなんて…！キスっていいなと思わせてくれる作品です。

『我慢なんておよしなさい』を実際読んだ感想

かっこよくて仕事もできるいい男風なのに、良を溺愛し可愛い可愛い連呼する征二郎も、しっかりしているのに征二郎には甘え、新妻のようにお世話をする良も、どちらも本当に本当に可愛いです。

良が高校卒業するまで体の関係は持たない、としっかり節度を持っているあたりも好感が持てます。

目先の欲望より、良とこの先長い人生を共にしたい、良を大切にしたいという気持ちが溢れているように感じました。また、我慢しているのが征二郎だけでなく良もだった、というところも素敵です。

月日が流れても二人の気持ちが出会った頃から変わらず、お互いを大切に想い合っている姿にホッコリ。読んでいて気持ちが温かくなります。

書き下ろしでは、通い妻状態で既に夫婦のような空気感を持っている二人ですが、征二郎が改めてプロポーズする場面が印象的です。

二人の関係を形にし、周りからも認められるようにしたいと思う征二郎の誠実さと、家族思いの良を大切にしているんだなと感じる場面でした。

１０、２０年先も仲良く寄り添う二人でありますように。

主に征二郎の自宅にいるので、お邪魔虫は出てきません。

すれ違いもすぐ解決されるので、ドキドキハラハラする感じは少なく、安心して読めます。

疲れている時、癒されたい時にお勧めの作品です。