無料試し読み『となりの住人』のネタバレ＆あらすじ！1冊全部無料で読めます！

2021-02-26

『となりの住人』は倉橋蝶子先生の初コミックスとなっています。保健室の先生×一人暮らしの生徒の引越しから始まる恋を描いた表題作の他にも、美容師×客の関係を描いた「シザーズハート」や、CDショップの社員×アルバイトの大学生の「Meeting Tracks」、その話に出てくる同じ店で働いているアルバイト×バンドマンを描いた「Brilliant Tone」など、たくさんの作品が楽しめます。

そんな『となりの住人』は1巻全部無料で読める方法を今回は調べましたので、ぜひ読んでいってください！

『となりの住人』漫画情報

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『となりの住人』のネタバレ含むあらすじ

主人公、神崎尚は高校二年生です。一人っ子なせいかやたらと過保護な両親に門限は八時、泊まりはNGと制限されまくって育ってきたせいか、縛られることのない普通の生活に憧れを持っていました。

ある日両親がアメリカに転勤することになり、尚はチャンスとばかりにアメリカ行きを猛反発して、一人で日本に残ると宣言します。両親は尚の言い分に折れ、とある条件と引き換えに、尚が日本に残ることを許可しました。それは、両親の決めたオートロック付きのセキュリティ万全のマンションに住むことだったのです。

慣れないオートロックに尚は早速苦戦し、玄関ホールのロックを解除するのにも手間取ってしまいました。そんな時に手助けしてくれたのは、なんと尚の高校で保健医をしている柏木真之でした。

真之は尚が自身が勤める高校の生徒であると知るや否や家族はどうしたのか、何年の生徒かなどと尋ねてきました。尚は素直に両親は海外に行ってしまったこと、自分は二年生であることを話します。そんなことを話しながらもどこまで真之が自分についてくるのかと疑問に思った尚はそれを口に出しました。

すると、どこも何もここが自分の家だ、と真之は尚の部屋の隣の部屋に入っていくのでした。尚は隣が教師だなんて監視されているようなものではないか、と落ち込みます。

尚は暗い場所がどうしてだか苦手でした。そのため電気をつけたまま眠りにつき、夜中にやってきた真之にベランダから電気が漏れているからカーテンを閉めろと注意されてしまいます。

その時に一人で暗い部屋にいるのが苦手だから電気をつけたまま眠っていた、と尚が正直に告げると真之は「家族の代わりに誰かいれば良いのか」と尚に問いかけ、頷いた尚に対して尚が慣れるまで泊まりに来てやる、朝も早く起こす、と言ったのでした。

それから真之はなんだかんだ言いつつも、毎日来ては少しずつ尚の家の電気を消していくのでした。おかげで尚は真之の背中を見ると薄暗い中でも眠れるようになっていきます。

そしてある日、真之の匂いが落ち着く、と思わず口に出した尚に対して真之はキスしてきました。眠たい頭でどうして、と考えるも尚にはわからないままだったのでした。気になる二人の恋の行方はぜひその目で確かめてみてください！

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『となりの住人』の見どころ

尚が暗いところに一人でいることがどうして苦手なのか。それは、幼い頃に友達の家に寄って遅くなった帰り道、誘拐されかけたことがあったからでした。

その出来事がトラウマとなり、怖くて怖くて忘れていた尚には「暗いところに一人でいるのが怖い」という感覚のみが残っていたのです。高校生にもなってダサいと力なく笑う尚に、よっぽどトラウマだったのだろう、今はもう大丈夫だ、と語りかける真之の姿は、私も尚と一緒にときめいてしまうほどの素敵な見どころでした。

また尚のトラウマの原因が発覚した後、尚は隣で自分を落ち着かせようとついていてくれている真之に対して「先生のことが好き」と思いを告白します。それに対して真之も「こんな甘えたがりの猫みたいなヤツ目を離すと誰かに連れて行かれそうで俺も放っておけん」とその気持ちに応えます。

そして自分の代わりなど呼ぶな、俺は嫉妬深いから覚悟しておけ、と告げる真之に尚が泣き笑いで頷くシーンは、とてもドキドキします。この名場面はぜひ漫画の方で読んでいただきたいです！

『となりの住人』を実際読んだ感想

先生×生徒のお話で、どんな感じだろう？と思って手に取ったのすが、お話がすっと頭に入ってきて読みやすい一冊でした。また、倉橋蝶子先生のすっきりとした綺麗な絵柄も読みやすさの一つだったと思います。表紙を見てみて好きだな、と感じたら買いの一冊だと思います！

また、一冊で色々な短編が楽しむことができるのも良いところだと思いました。さらには、そのうちの二つであるCDショップの社員×アルバイトの大学生の「Meeting Tracks」、その話に出てくる同じ店で働いているアルバイト×バンドマンを描いた「Brilliant Tone」は世界観、お話の流れとともに繋がっており、「Meeting Tracks」から読み始めてバンドマンの行く末が気になっていた私としては、「Brilliant Tone」で彼の話の深掘りを読む事が出来た上に、ハッピーエンドを見る事ができてとても満足でした。

お話同士の繋がりやちょっとした小ネタを見るのが好きな方にもおすすめです！

『となりの住人』の次回巻への期待

教師×生徒ものが好きな方は楽しんで読めること間違いなしだと思います。大人な攻め×年下受けが好きな方も必見です！

また、たくさんのお話が入っている短編集なため、様々な関係性のお話をたくさん楽しむことができます。一冊で色々なお話が読みたい方や、美容師と客、CDショップの店員とアルバイト、同じくCDショップのアルバイトとバンドマン、という中に気になるカップリングがあった方はぜひ手にとって読んでみてください。