無料試し読み『とろける半熟友情クエスト』のネタバレ＆あらすじ！1冊全部無料で読む方法

2021-02-26

『とろける半熟友情クエスト』はスナエハタ先生の作品で、先生の三冊目のコミックスになります。表題作の他にも三作品の短編が収録されており、全編を通したテーマが「攻めの受けに対する重すぎる愛情」がテーマとなっているというこだわりのある方にはたまらない一冊となっています。

様々なパターンの「受けに対する愛情が重すぎる攻め」が楽しめる『とろける半熟友情クエスト』ですが、こちらでは1冊全部無料で読む方法を調べてあります。気になる方はぜひ最後までチェックしていってください。

『とろける半熟友情クエスト』漫画情報

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『とろける半熟友情クエスト』のネタバレ含むあらすじ

主人公、紺野夕樹は地味で真面目な高校生です。彼はある日、いつもクラスのみんなに囲まれていてキラキラしているアイドルのような存在、晴海司から声をかけられます。何でも、物理が苦手な司は夕樹に放課後、宿題で出された物理のプリントについて教えて欲しいと言うのです。

自分とは縁のない存在だと思っていた司からいきなり声をかけられた夕樹は最初はいきなりすぎて怖いと感じますが、三年間同じクラスだったのに全然話したことがなく、このまま卒業するのはなんか寂しい、と言う司の言葉に動かされ、放課後彼の家に行くことになります。

自分のことを地味で暗いと自称している夕樹は、放課後誰かの家に行くなんて高校に入ってから初めてなので、ちょっと嬉しいと思いつつも、司の会話のペースにどんどん飲まれていきます。まず司は夕樹のことを名前で呼んでいいかと尋ね、夕樹にも司のことを名前で呼んで欲しいとねだります。

初めての事続きで赤くなってしまった夕樹を見た司は、夕樹のことを超可愛いと言い、なぜかちょっと勃起してしまったと言い放ちます。唐突すぎて夕樹は固まりかけますが、友達が居ない上に司のことをアイドル視している夕樹はこれが普通の友人同士の会話なのだと自分に言い聞かせます。

そして司はキスしてきたり、体に触ってきたり、とエスカレートした行為を夕樹にねだってきますが、「友達同士では普通だから」と言われ、夕樹は流され、セックスをしてしまう寸前までいってしまいます。

挿れられる寸前の痛みと「友達同士ではこんなことしないほうがいい」という自身の理性で司との行為を止めた夕樹でしたが、そんな夕樹に司は「友達じゃなければいいのか」と問いかけてきます。

何と、司は一年の頃からずっと夕樹のことが好きだったというのです。司の告白に夕樹は驚きますが、司との行為で気持ち良くなっていたこと、自分が抵抗できたのにしなかったことなどを思い起こし、それで「好きじゃない」などと言ったら自分はかなり最低な人間なのでは、と考えてしまいます。

そんなことを考えてしまった夕樹は「責任は取るから」と司に言い、晴れて二人は付き合うことになったのでした。

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『とろける半熟友情クエスト』の見どころ

スナエハタ先生の可愛らしい絵柄にまず目を引かれた一冊でした。照れている顔やおねだりする顔、他にもたくさんある表情や仕草に攻めも受けも可愛いとしか言いようがないところがたくさんあります。

くるくると入れ替わる表情の可愛さは一押しです。また作品のテンポもとても良く、中だるみやつまらないと感じる箇所もなく、一気に楽しんで読み終えることができました。

また、「攻めの重すぎる愛情」がコミックス全体を通したテーマというだけのことはあって、司の夕樹に対する愛情の重さは相当なものです。実は一年生の頃から夕樹のことが好きだったという告白から始まり、どれだけ自分が夕樹のことを見てきたか、どれだけ夕樹のことが好きなのかという話にもかなりの重みがありました。

重みはあるのですが、やはりテンポが良く、くすりと笑ってしまうような、けれども可愛らしさに胸が打たれてしまうようなシーンでもあり、先生の手腕はすごいなと感じました。

『とろける半熟友情クエスト』を実際読んだ感想

絵柄が可愛くて気になる！と思い購入した一冊でしたが、中身も非常に好みで楽しく読み終えることができました。「攻めの受けに対する重すぎる愛情」というテーマがある、というのは先生のあとがきを読んで知ったのですが、そういった感情は大好きなのでとても楽しく読むことができました。

また、攻めである司だけでなく、受けである夕樹の感情の動きにもハラハラさせられつつも楽しむことができました。

司のことを過剰にアイドル視していた夕樹が司と並んで歩く自信がない、という理由で一度彼のことを拒んでしまうのですが、大好きな祖父に全てとはいかないまでも事情を話し、自分はどうすれば良かったのだろうと相談するシーンがあります。

そこで祖父は夕樹を素晴らしいと思う気持ちが伝わっていないことに相手の子は悲しく思っているだろう、と夕樹を諭し、自分の宝物である夕樹をつまらないものだと言ってくれるな、と夕樹の背中を押すのです。そのシーンが私は特に大好きです。

『とろける半熟友情クエスト』の次回巻への期待

受けのことが大好きで押しまくる攻め×たじろいで押されぎみになってしまう受け、といった作品が好きな方は楽しんで読めると思います。押せ押せな司に対してたじたじになってしまう夕樹も、また夕樹のことが大好きすぎる司も可愛くてたまりません！

また、先生が後書きで書いていらしたように、一冊を通したテーマが「攻めの受けに対する重すぎる愛情」となっているため、愛の重い攻めが大好きだという方にはぜひとも読んでいただきたい一冊です。