『キスで起こして。』りぼん14巻最新刊のネタバレ＆あらすじ！冬眞が抱える闇。そして縮まる二人の距離・・・

2021-06-032021-08-03

漫画『キスで起こして。』を実際に読んだ最新刊ネタバレを含むあらすじや感想、みどころをご紹介しています。

『キスで起こして。』は春田なな著者、『りぼん』で連載されています。母親の再婚によって新しい家族ができた絵南は、弟・冬眞を少しずつ好きになりついに告白をしました。フラれてしまったものの”楽しみにしている”と意味深な言葉を告げられた絵南はさらに頑張ると決意！そんな微妙な関係のなか、学園祭の準備に突入します！

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『キスで起こして。』漫画情報

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『キスで起こして。』りぼん14巻最新刊のネタバレ含むあらすじ

学園祭でやる劇の練習が始まりました。王子役を務める日翔とお姫様役を務めるのののキスシーンで、あまりの距離の近さに動揺するのののせいでなかなか進みません。そんななか差し入れを持って設営係りの冬眞が入ってきます。

窓際で冬眞と話す絵南の携帯に、知らない男の名前で着信が入り冬眞は目を見張りました。電話を切った絵南に突然感じが悪くなる冬眞。まさかヤキモチかと絵南が茶化すと”意味不明”と逆ギレして冬眞は教室から去っていってしまいました。

その夜、険悪な空気を醸し出す二人を見かねたお父さんが、半ば強引に二人にお使いを頼みます。学校での態度に怒っている絵南に、ヤキモチだったことを認めて謝る冬眞は自分はどこか欠如した冷たい人間なのかもしれないと言い出します。冬眞の実の母親は希咲を出産するため里帰りをしていました。

産まれてくる妹のためにと冬眞にも付き添ってほしいとお願いする母親の言葉を聞き入れなかった冬眞。そのまま母親は帰らぬ人となったと冬眞は静かに話します。そのことをずっと後悔しているという姿に、絵南は優しく包み込むように抱き締めました。

卑屈だし案外ビビりな冬眞が今でも後悔しているのは母親を大切に思っている証拠だという絵南の肩を静かに抱き締め返し、もう少し待っていてほしいと告げたのです。こうして学園祭が始まろうとしていました。

『キスで起こして。』の見どころ

やはり見どころといえば冬眞が心を開いていく様子が手に取るようにわかるところですね。運命の相手を探す恋に夢みる主人公・絵南が、色んなお門違いを繰り返しながら本当の恋を知っていくんですが・・・。

最初こそ、そんなお気楽な主人公こそ心に闇を抱えた男の子が好きになるもの？と疑問でした。ところがそんな二人が出会う前から家族になり、片親同士ながら家族想いの温かさに触れ恋に落ちていきます。絵南という人間性が当初好きになれず、そりゃあ冬眞にもフラれるでしょー！？

とかゲスな考えを持っていたんですが、読み進めていくうちに逆に絵南という人間の深みというか温かさにどんどん好きという感情が芽生え始めていくんです！裏表のない性格で、嘘がなくて真っ直ぐで。恋に夢みてるけれどそれも心の底から運命の人がいると信じ込んでいる純粋さ。

冬眞だから支えてあげたいとか優しくありたいとかじゃなく、誰にでも分け隔てのない向き合い方がそうさせているんだろうなぁとここ最近ようやくわかってきました。そんな絵南だからこそ、フッたものの冬眞も徐々に彼女の懐に触れて惹かれていってるんじゃないかなと思います。そんな二人が付き合ったらどうなるのかもこれからの楽しみです！

『キスで起こして。』を実際読んだ感想

この度の回で、冬眞が抱える心の闇が明らかになり二人の距離が急接近しましたー！！！お母さんが死んでしまったこと自体は仕方がないと受け入れつつ、どうしてあの時お母さんのお願いを素直に聞いてあげられなかったのだろうとずーっと後悔していたんですね・・・。辛かったろうなぁと思います。

そのせいで自分はそういった感情が欠落している冷たい人間なんだと思い込んできたという、高校生の小さな肩にそんな重荷が乗っていたのだと思うといたたまれないですよね。そんな長年乗っていた重荷を下ろしてくれたのが絵南でした。ヤキモチを妬くという進歩に加えて、まさかの心を開いてくれるという大進歩！

“もう少し待ってて”の冬眞の言葉はそのまま受け止めてよいものかどうか・・・。よきよき。よきです！ちょーっとこれから学園祭が始まるので、その辺りでも進展していくのかなぁと思ったりもしています。あと少し気になっているのは絵南の実の父親の存在です。

今回、絵南の携帯を鳴らした見知らぬ男性とはお父さんのことだったんですが今も連絡をとっていると冬眞に打ち明けていました。特に大きな問題にはならないとは思いますが、今回登場したことで何かの伏線？と思ったりもしています。何から何まで目が離せない作品ですね！

『キスで起こして。』次回巻への展開予想&期待

色々妄想してウハウハしている昨今ですが、次回から始まる学園祭で新たな登場人物が出てきそうな予感がしています。というか誠に勝手な妄想に過ぎないんですが、そろそろ絵南と冬眞の距離感も縮まりつつあり、”もう少し待ってて”と告げるぐらいの保証された未来があるっちゃあるわけで。

いやいや冬眞よ。こんなに良い子だったら絵南ちゃん、おちおちしているとどこの馬の骨かもわからんヤローに持ってかれるぞ？といきたいわけですよ。フッた挙げ句に待っててなんて、ちょっと都合よすぎやしませんか？ということでこの学園祭でもし他校の人たちが来校できるならば、そろそろ絵南に言い寄る輩が現れても誰も文句は言わないでしょう！そして冬眞の想いに拍車をかけてくれればもう万々歳です。

さらにちょっぴり気になっているのは、ののちゃんと日翔くんです。前回でののちゃんが日翔に想いを寄せていることがわかったわけですが、どうもチグハグな二人。と思いつつ案外合ってんじゃあないの？と言いたい。普段ヘラヘラ笑ってチャラチャラしてるように装っていますが、どこか虚しさや諦めみたいなものを感じさせてくるミステリアスな存在の日翔くん。この二人の進展も結構楽しみだったりします。

青春の学園祭で何かが起こる！？