中華ファンタジー好きに『ハイガクラ』のネタバレ＆あらすじ！世界観がすごい！

2021-03-17

壮大な世界観が魅力の漫画『ハイガクラ』を実際に読んでみました！ネタバレを含むあらすじや感想、見どころまですべて教えます。

『ハイガクラ』は、高山しのぶが原作者です。一迅社の『ゼロサムオンライン』で連載されています。神に代わって偉人が創り上げた「神話なき国」。歌士官の一葉（いちよう）は、使役神の滇紅（てんこう）とともに、凶悪かつ強力な悪神といわれる「四凶」のうち、他国へ逃げ出した二神を連れ戻すため、世界を探し回ります。二神の代わりに人柱となった育ての親・白豪（はくごう）を解放するために。2009年にドラマCD化もされた中華風ファンタジー！

読んだことがない方は『ハイガクラ』を無料で読む方法を調べてみたので、ぜひ参考にしてくださいね。独特な世界観とキャラにハマりますよ！

『ハイガクラ』漫画情報

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『ハイガクラ』のネタバレ含むあらすじ

歌士官である一葉は国から逃げ出した四凶の二神を連れ戻すため “外”の世界を探し回っていました。一葉が歌士官になった理由は、逃げ出した四凶の代わりに人柱となっている育ての親・白豪を助けるためでした。

そのために歌士官となった一葉は歌士官長・孫登と一緒に初めての仕事でミクロネシア地方を訪れた時、ジャングルの遺跡に封印されていた滇紅（てんこう）を使役神にします。その後も花果（かか）や流（りゅう）と使役神が増えていきますが、一向に目的の相手には出会えずにいました。

あるとき国で大きな地震が起き、“外”の世界に出るとき必要となる仙桃が盗まれる事件が起こります。一葉は歌士官長補佐・龍生と共に“外”へ犯人を捜しに行きますが、犯人を見つけた時には息絶えていました。

奪われた仙桃はほとんど回収でき、国へと帰った一葉達でしたが国に侵入者が現れます。侵入者はキメラを暴れさせ、孫登は侵入者と対峙します。キメラの方へとかけつけた一葉はそこで四凶である饕餮（とうてつ）・比企（ひき）が暴走しているところへ出くわします。

一葉は花果と共に場を清めて比企の暴走を止めることに成功しますが、孫登の方では侵入者を追い詰めるものの逃げられてしまいました。その後、孫登の頼みで竜宮の乙姫の元を訪れた一葉でしたが乙姫によって竜宮内に閉じ込められてしまいます。

そこで滇紅は比企に出会うと『相柳（そうりゅう）』と呼ばれ、一葉自身も自分が何者なのかを考えるようになりました。2人は“自分たちが何者なのか”を知りたいと思うようになるのでした。

竜宮を出た一葉でしたが孫登から歌士官としての仕事を禁止され、滇紅も国の保護下へと連れて行かれてしまいます。ふさぎ込んでいた一葉の元に昔知り合った山烏が取り戻したいものを取り戻そうと現れます。

山烏は侵入者のときの一連の事件に関わっており、歌士官でもないのに従神を連れていました。渾沌の配下になっていた山烏と対峙していた一葉の元に山烏の父であり八仙・鍾離が現れ、山烏を捕らえようとしますが…。

その後、一葉は自分が何者なのかを白豪に尋ねると白豪の口から“帝江”と呼ばれた一葉。自分のルーツを知るために一葉は幼い頃、白豪と過ごした“鎮守の森”へ行く事にします。そこでこの国の成り立ちと自分のルーツを知ることとなります…。

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『ハイガクラ』の見どころ

国の成り立ちを“帝江”である一葉が知り、敵は四凶か龍王か…。今後一葉がどう判断して行動していくのか気になるところです。

そして滇紅の正体は何なのか、その答えが徐々に明らかになってきた最中の現西王母・珠龍（しゅりん）誘拐事件。作品は現在、蚩尤（しゆう）と珠龍が協力し渾沌と対峙するのかしないのかといったところまで進んでいます。

一葉は山烏と共に珠龍を助けに行くべく八仙の協力を得て準備を進めていますが、その八仙の中には…。と、物語は様々な思惑などうごめいています。

一葉と山烏は無事、珠龍を助けることができるのか？蚩尤や渾沌はどう動きを見せるのか？あげていくだけでも様々な問題や様々な人物の思惑が多く、一時たりとも目が離せません！

『ハイガクラ』を実際読んだ感想

作品の世界観がとても繊細に練り上げられていて面白いです。存在しない世界なのに存在するかのように細かく考えられている設定は読んでいてワクワクしました。

ファンタジーながらも現代の日本を舞台とした話も盛り込んでいて、非現実と現実が交差している間に作品の世界観へ引き込まれます。

また一葉と滇紅のコンビ、孫登と使役神たちのやり取りなど面白いです。特に一葉と滇紅ですが毎回お互いを振り回していて騒がしい2人ですが絆を思わせる場面も物語の各要所にあるのでいい関係性が築けているのだと思いました。

尽きる事のない疑惑や事件、そして驚きの真実が入り乱れている物語なので困惑してしまうことも多いでしょう。しかし全てを理解したとき、この作品の面白さにのめりこんでしまうこと間違いなしです！そんな魅力がこの作品にはあります。