『ネクラには刺激が強すぎるキラキラした弟が2人もできました』4巻のネタバレ＆あらすじ！

2021-03-152021-07-04

漫画『ネクラには刺激が強すぎるキラキラした弟が2人もできました』4巻を実際に読んだネタバレを含むあらすじや感想、みどころをご紹介しています。

『ネクラには刺激が強すぎるキラキラした弟が2人もできました』はいしだ絵里著者の約15年ぶりの新作、『まんが王国コミックス』で連載されています。

幼少期、実の母親からの虐待により自分のことを汚いと思うようになってしまった結。13年後、トラウマを抱えながら人と直接触れ合うことができない人生を歩んでいたある日、父親が突然の再婚！イケメン義弟の冬吾と紫は、結のトラウマを理解し症状が良くなるよう少しずつ距離を縮めていこうとします。

ところがネクラで人を避け続けてきた結の新たな一面を目の当たりにした冬吾と紫は、思わぬ感情を抱き始めて…。

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『ネクラには刺激が強すぎるキラキラした弟が2人もできました』4巻のネタバレ含むあらすじ

モテモテの冬吾と紫と義姉弟になったことで一部の女子生徒から嫌がらせを受けた結は、自分なんかのせいで2人に迷惑がかかってしまうことを恐れ避け続けるようになりました。

いい加減愛想を尽かされるかもしれないと不安になったのもつかの間、冬吾は通りすがりに結の制服のリボンを悪戯に奪いました。

自分から避けたくせに、追いかけられることを止めてほしくないと、どこかで願っていたことに気がついた結。離れていったたくさんの人たちと同じように、きっと彼らもいなくなってしまう。実の母親のように…。けれど振り返って笑う冬吾からはそんなこと微塵も感じませんでした。むしろ彼らは自分を見捨てない、そんな考えさえ浮かんだのです。

その放課後、弓道部を訪れリボンを返すよう訴える結に、冬吾はリハビリだと言って直接リボンを付けようとします。発作とは異なる動悸に戸惑いながらも、久しぶりに話せて嬉しいと微笑む冬吾に胸を打たれたのです。

母親を亡くした7歳の頃、冬吾は今の結のように愛情に飢えていたと話します。そんな時紫と出会い、彼に愛情をもらったように今度は自分が結に与える番なのだと言うのです。拒否権はないからと微笑む冬吾に結は何も言い返せないまま、胸の奥がじんと温まるのを感じていました。

翌日から、結は自分にべったりな2人を避けるようなことはしません。丹羽は不服そうでしたが、結を取り合う冬吾とどこか馬が合うような気さえしていました。そんな2人の様子を見つめながら紫は、何かあればすぐに駆けつけてやるからと結に告げるのです。

放課後、結は所属している園芸部に顔を出しました。中庭の花壇に水をやっていると、複数の女子生徒が結の周りを囲み、高城兄弟の居場所を尋ねます。知らないと答える結に、冬吾と紫と姉弟だなんておかしいと女子らは妬む気持ちを露にしました。姉弟ならば自分に関わらないでほしいと、自分から彼らに言えと命令された結。

確かに今までなら誰とも関わりたくなんてなかった。自分と関わらなければ誰も傷つかずに済むと思っていた結でしたが、それでも彼らと姉弟になって、一緒にテレビを観たり一緒にご飯を食べたり、そんな些細なことが嬉しいと思ってしまったのです。自分に負けたくないと思ってしまったのです。

彼らに関わっていくと決めた結は、初めて”嫌だ”と言い返しました。自分の意志に文句など言わせないと強い眼差しを向ける結の背後で、冬吾と紫の声が聴こえてきます。

“呼べば3秒で助けにいく”

その言葉に結は泣きながら冬吾と紫の名を叫びました。2人は結の手を握りその場から連れ去ります。結は2人の背中を見つめながら、本当はあの時母親にこんな風に手を握ってほしかっただけなのだと、自分の思いを受け止めていました。

落ち着いた先で冬吾から、手袋越しなら触れても大丈夫そうだねと突っ込みを受けた結は赤面しながら2人の手を離します。震えもないなら平気なのではないかと紫に尋ねられた結は、そういうことではないと動揺を隠せません。そもそも男性と手を繋いだことがないため耐性が皆無なのだと真っ赤な結に2人は悶絶するしかありませんでした。

その帰り道に冬吾は言います。初めて名前を呼んでくれたこと、助けを求めてくれたことが心底嬉しいと。こんな風に少しずつ慣れてくれて結の苦しみを軽くできたらいいと微笑む冬吾に、結は丹羽の言葉を思い出しました。

“それが許されるのは結が好きになった男だけ───…”

冬吾を見ながら赤面した結でしたが、自分には到底わかるはずもない感情だと打ち消すのです。その様子を紫は見逃しませんでした。

この日を境に結のリハビリにと、冬吾と紫が協力してくれることになりました。一日一回一分間だけどこかに触れるというミッションに、結は今日も手袋越しに紫の指に触れます。その様子を見つめる冬吾の目付きに紫は気がつきました。

見られていたことに気づいた冬吾はハッとします。しくじったとわかった時には既に遅く、一番させたくなかった顔を紫にさせてしまった冬吾は血の気が引く思いでした。

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『ネクラには刺激が強すぎるキラキラした弟が2人もできました』を実際読んだ感想

続きが気になって気になって仕方がなくてようやく4巻にありつけたと思いきや再び…。もう奥歯にモノが詰まって取れやしない。

まずは大きな進歩ですよね結ちゃん。過去のトラウマ克服！とまでは程遠いものの、冬吾と紫と義姉弟になって2ヶ月の間でかなり進歩したらしく、安定剤も減らしてくれて主治医も嬉しそうでした！

そして何よりこのストーリーのミソは、冬吾も紫も結を溺愛していることですね。今回の見所はなんと言っても無意識に手袋越しに2人の手が触れていたのとに気付き赤面した結が、男性への耐性が皆無だと放ったときの表情と対する冬吾と紫がその可愛さに悶絶するシーンです。

結構こういう地味で自分を”自分なんか”と卑下する主人公というのは、苛立たれたり好印象なんて持たれることが奇跡なんですがこのストーリーは違います！そもそも作りが違いますね他とは。実は意外や意外、美人で通っている結ちゃん。トラウマ女子をイケメン兄弟が溺愛し守るというありそうでなかったストーリーが、これからどう展開していくのか楽しみです。

そして冬吾が紫にさせたくなかった顔をさせてしまったという動揺で4巻はエンド。2人の間にも何やら暗ーい過去がありそうです。いつもヘラヘラ王子様を演じている冬吾の仮面が剥がれ落ち、穏やかで可愛らしい紫の優しい顔に曇りが…。

『ネクラには刺激が強すぎるキラキラした弟が2人もできました』の次回巻への予想と期待

冬吾と紫の協力で始まったリハビリ。一日一回一分間どこかに触れるというミッションがどこまで続くのかというところもめちゃめちゃ期待が膨らみます。

今のところ指だけなので、冬吾から頭やお腹でもいいからナデてと拗ねるようなクレームすら飛んでくるぐらいスローではありますが、徐々にエスカレートしていくならもう満点をあげたいっ！！

そして次回一番気になるのは冬吾と紫の過去。本当の兄弟ではないことから、2人にもなにやら暗い過去があるようです。結と紫のリハビリを見つめていた冬吾の顔を見た紫の表情に、やってしまった！と焦る冬吾。

一体ナニヲ？

皆目検討もつきませんが、ただひとつ冬吾が言うには”昔の…”。昔にも一度こんな風に紫に曇る目をさせた？した？という意味だと思われます。それが一体なんなのか、恐らくここが進まないとラブい雰囲気には到着しないかと思いますね。色んな意味で次回が楽しみです。