実際のお店が登場！『いつかティファニーで朝食を』のネタバレ＆あらすじ！朝食好きな女子の食べっぷりが気持ちいい

2021-05-07

漫画『いつかティファニーで朝食を』を読んでみた感想や見どころをお伝えします。美味しそうな朝ごはんが登場しますので、ネタバレを含むあらすじもチェックしてくださいね。

『いつかティファニーで朝食を』は、マキヒロチが原作者です。新潮社の『月刊コミックバンチ』で掲載されました。28歳の佐藤麻里子（さとうまりこ）は、編集者をしている彼氏の吉田創太郎（よしだそうたろう）のだらしない生活に嫌気がさしていました。彼女は朝ごはんを家族一緒に楽しみながら食べる家庭で育ったため、自分の大事にしている朝ごはんを大事にしていたいと思い、創太郎と別れることを決意します。グッドモーニングカフェや築地の和食かとうなど、美味しいお店で友人たちと食事をしながら、麻里子の理想の朝食を求める日々がはじまります！

まだ読んだことがない方は『いつかティファニーで朝食を』を無料で読める方法も調べてみました！試し読みもあるので、ぜひ読んでください。彼女の食べっぷりに目が離せなくなりますよ。

『いつかティファニーで朝食を』漫画情報

 

『いつかティファニーで朝食を』のネタバレ含むあらすじ

28歳の麻里子は群馬出身で、東京のアパレル会社で働いています。彼氏とは7年間付き合い、ここ3年は同棲生活を送っていましたが、仕事が忙しく家にあまり帰らない彼とすれ違いが続いていました。近所のカフェにも、今度一緒に行こうねと約束したため一人では行けず、彼のために不自由なことが増えたと気付きます。麻里子は彼と距離をおくべきか迷い、高校からの友人の典子、里沙、栞を誘ってそのカフェに行き、朝食を一緒に食べます。この朝食会をきっかけに、4人はそれぞれ朝食を楽しむようになります。

麻里子は、朝食会後に彼氏と別れ、新しい家に引っ越すことに決めました。仕事は忙しく、やりがいはありますが、転職していく同僚を見ると、自分が本当にやりたいことは何なのかと悩むこともあります。引っ越して1年ほどすると、職場に気になる人ができ、仕事に恋に悩みはつきません。

典子はバーで雇われ店長をしている自由人です。恋愛経験豊富でバーのオーナーと不倫をしていましたが、関係を終わらせて実家のある群馬に帰ります。実家のコンパニオン派遣会社の仕事を手伝いますが、留学するという高校生のころの夢を思い出し、ニューヨークに語学留学に行きます。ニューヨークでも朝食めぐりを楽しみながら、日本よりも自由に生きられている自分に気づきます。

一方里沙は自制心が強いタイプで、ヨガのインストラクターをしています。両親は離婚しており、父親と確執があるためか男性が苦手です。しかし、高校時代の知り合いの米谷と偶然再会し、思い切って付き合うことにしました。東京と大阪の遠距離恋愛を乗り越えて2人は結婚し、大阪で新しい生活を始めます。

栞は2人の子どもがいる専業主婦で、のんびりとした性格です。一人だけ専業主婦のため、麻里子たちの仕事や恋愛などの話を聞いていると、みんなが輝いて見えて寂しさを感じていました。しかし夫婦喧嘩をきっかけに家を飛び出し、一人でホテルの朝食を食べているときに、家族と食べる朝食が一番おいしいことに気づきます。その後栞は夫の勧めもあり働き始めて、子育てに奮闘しながら両立を目指します。

この4人を中心とした女性たちの様々な悩みや成長を、朝食をテーマに描いていくストーリーです。

『いつかティファニーで朝食を』の見どころ

実在するお店の朝食がでてくるところが見どころです。店名や住所もまとめられているので、気になったお店には実際に行くこともできます。東京から沖縄、ニューヨークまで、様々な地域・ジャンルのお店が取り上げられています。

あくまで朝食を食べて元気になるところがポイントになっているので、そのお店のことや朝食の味が詳しく書かれているわけではありません。ただ朝食を食べて、主人公たちがすごく幸せそうな笑顔になったり、辛いことから少し立ち直ったりするシーンを見ると、早起きして、おいしい朝食を食べにいこうかなという気持ちになります。

『いつかティファニーで朝食を』を実際読んだ感想

仕事や恋愛に悩んで、女友達に相談したり愚痴ったりして、また悩んで。でも、おいしい朝食を食べると、元気になれる。そんなアラサー女性たちの日常が描かれている作品です。グルメ漫画として読むと物足りないかもしれません。

仕事、恋愛、結婚、子育てなどをテーマに、様々な立場の女性が描かれているので、共感できる場面があると思います。私は、仕事はやりがいがあって楽しいけど、自分が本当にしたいことは何だろうと悩む麻里子の姿に特に共感しました。夢に向かって突き進むわけでもない、普通のアラサーOLの悩みだからこそ共感できたのだと思います。

仲の良い主人公4人たちの間でも、結婚の有無といった立場や、価値観の違いがあります。お互いに相手をうらやましく感じたり、一方でまだそっち側には行きたくないなと思ったりと、女性のリアルな心情が描かれていて面白かったです。